100本のバラの花束の大きさ
「とりあえず花束の大きさ」が知りたいというご質問を多く受けるのですが、これはお客様のご希望の詳細内容により異なります。
「予算・使用花材・花の本数・イメージ・デザイン・花束の形・大きさ」以上のこだわりの中から、どれをどれだけ重視するのかの組み合わせでしか答えはでません。
「大きさ」だけにこだわりたいなら、大きくみえる花を使用し、花と花の間に空間を多く作り全体像を大きく見せるデザインにすればよいだけのことなのです。
と、言いましてもそこまで聞きたいのでなく、とりあえず花束を渡す際にどんな感じになるのか?本当に「とりあえず」でイメージしておきたいだけという男性は多いだろうと思います。
薔薇を100本束ねると、とりあえずこんな感じ。このバラはラウンドにきちんとした花束に束ねられているので一本一本がそれなりのサイズのある安くはない薔薇を使っての100本のバラの花束です。
安い薔薇を使う場合は、花が小さいのできちんとした花束にはなりませんので花束というのではなく、いわゆるただ束ねただけのものでブーケの形にはなりません。安いバラですと花そのものが小さいのでこのランクのサイズの花束にはなりません。小さいバラは茎が弱いことも多く100本も束ねられないこともあります。
100本の薔薇の花束といってもピンからキリまでありますので、どれもが同じではありません。誤解されないようにお気をつけください。
具体的に、薔薇の花だけを100本をブーケにしたら、どんな大きさで、どんな感じか?イメージを知りたい男性へお勧めの動画を発見しました。(削除ずみ)
青いバラ
ここで贈られている100本の青いバラは、青く染色加工した、主にオランダで作られている人工染色のバラです。青色染料で染められているので鮮やかな青なのが特徴です。レインボーローズも同じ分類ですね。
ドイツでこの花をみつけ、青いバラが幻っていうのはウソだったの?と驚愕していたら染めているから青いのよとドイツ人の友人たちに笑われました。こちらの青いバラは、一般的な薔薇の価格で購入できる青いバラになります。
本来、青色色素を合成する遺伝子を持たないのが薔薇の花。
青色色素をもった薔薇は存在するはずがなく青いバラは幻とされ続けてきました。その奇跡をついにかなえた青いバラが日本の薔薇「サントリーブルーローズ アプローズ」2011年1月よりやっと全国販売が始まりました。紫に近い青色です。こちらの青い薔薇は、一般的な薔薇の価格で購入できる代物ではありません。
「サントリーブルーローズ アプローズ」について調べてもらえば、理由はわかると思います。現在、日本で販売されている「ブルーローズ」には、この2タイプの青い薔薇があります。全く異なる薔薇で、価格帯も異なります。(ゼロの数が違います・・・)
アプローズの全国販売に伴って青いバラへのご要望をいただき説明に困るのですが「染色加工のブルーローズ」と「サントリーブルーローズ アプローズ」は別物です。
ご要望に応じて特注で取り寄せにて用意することができますが、同じものと勘違いされている方が多いのですが、全く異なる薔薇ですのでご注意下さい。
「薔薇100本の花束」「青いバラ」ともに、インターネットから発信されると全てが同じもののように、受け止められがちですが、サイズ・価格・デザイン・完成度、すべて異なるものです。それが命のある花です。
ステレオタイプなマニュアルでないのが花だと知っていただけると幸いです。
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